V-synth パッチリスト


ちょっとマニアックなおはなし。


写真は先日購入したV-synth(Ver2)のDigital Performer上での音色リスト(パッチリスト)です。
ただ、これはDPの初期設定の音色リストには入っていないもので、困ったのでいろいろ調べたところ、そもそもV-synthってやつはDPなどのシーケンスソフトでパッチを呼び出し、複数の音色をDP側でコントロールし、マルチチェンバーで使うようには作られていないようでした。

(マルチチェンバーとしても使えますが、エフェクトが1系統なので全部の音色に同じエフェクトが掛かってしまいます。)

その為かどうかわかりませんが、、パッチリストが用意されていないようでした。
あと多分、V-synthを使っているエキスパートな人たちは、デフォルトの音色を使うというより、音色を作る楽しみもあるからパッチリストなんて必要ないんだろうなって思いました。

それは、もっと困ったぞ!

リアルタイムで鍵盤を弾く事が出来ない俺はいつもDP様頼みで、打ち込んでは直しての繰り返しで曲を作っているので、DPでどうにかコントロールしたくて、尚かつBankSelectとCC#でパッチを設定するのはちょっとした計算が必要になってくるので面倒くさくて、、、

あと、今の自分ではデフォルトの音色で十分なので、、、

そこで、さらに調べて、、、
ネット上にパッチリストを公開している人がいないかや便利な方法などを公開している人がいないかを調べまくりましたが、いい情報は見つからず、結局、パッチリストを自作してしまおうと考え、3日かけて作ってみました、、、汗

作り方の流れだけ忘れないようにメモっておきたいと思います。

《備忘録》

  1. パッチリストを自作するには「CherryPicker」というソフトを使い、そのソフトのリストにひたすら音色名とCC#を打ち込んでいく気の遠くなるような作業をします。
    VSynth_Librarianで表示されるパッチリストをコピペでも可。(途中で気づきました。)
  2. 完成したファイルをファイル名「V-Synth.midnam」で保存。
  3. [HD]-[ライブラリ]-[Audio]-[MIDI Devices]-[MOTU]-[Roland]内にファイルを移動。
  4. 次に、同フォルダ内の「Roland.middev」をテキストエディッタで開く。
    このファイルにはDPが対応している全てのRoland機器の設定が書き込まれています。
  5. 上記で作成した「V-Synth.midnam」をDPに対応させるために以下のテキストを追加。
    追加する位置はどこでもいいですが、最後の行「</MIDIDeviceTypes>」の上に入れるとわかり易いです。


    <MIDIDeviceType Manufacturer=”Roland” Model=”V-Synth” SupportsGeneralMIDI=”false” SupportsMMC=”false” CanRoute=”false” IsSampler=”false” IsDrumMachine=”false” IsMixer=”false” IsEffectUnit=”false” >
    <Receives MaxChannels=”16″ MTC=”false” Clock=”false” Notes=”false” ProgramChanges=”true” BankSelectMSB=”true” BankSelectLSB=”true” PanDisruptsStereo=”false” />
    <Transmits MaxChannels=”1″ MTC=”false” Clock=”false” Notes=”false” ProgramChanges=”true” BankSelectMSB=”true” BankSelectLSB=”true” />
    </MIDIDeviceType>

  6. これで、次に「Audio/Midi」設定画面でMIDIデバイスを追加し、Rolandを選ぶとV-synthが選べるようになります。
  7. DP上でもパッチが表示されるようになりました。(最上段の写真)

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